Low Temperature Thermal Decomposition Disposer
LTTD M-150/M-180
低温熱分解処理装置

有機系廃棄物を
セラミック灰や木酢液に分解。
燃料一切不要・焼却煙なしで
環境にやさしいゴミ処理装置。

LTTDM150

LTTDM-150/M-180

処理方法と特徴

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供給空気の調節をし
処理物を投入するだけで処理可能
燃料は一切不要です

処理機内には常時微量の空気が送られますが、空気吸入口に取り付けた磁石により磁気性空気となり低酸素雰囲気下での低温熱分解反応を促進します。最初に炉心を作成すれば後は供給空気の調節をし処理物を投入するだけで処理は連続して進みます。燃料は一切不要です。処埋時間は標準で8~12時間ですが、投入物の種類や水分含量で異なります。

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有機系廃棄物を分別不要
消煙・消臭装置搭載で処理中に
黒煙や異臭はほとんど発生しません

生ゴミ、プラスチック、一般廃棄物などの有機系廃棄物を分別する必要がなく、一緒に投入することができます。消煙・消臭装置が設置されておりますので処理中に黒煙や異臭はほとんど発生しません。

03

低温熱分解で取り出した
セラミック灰や木酢液は再利用可能

有機系廃棄物は、磁気性低酸素雰囲気下で低温(200~250℃)熱分解を受け、最終的にはセラミック灰(重量で投入物の 1/200以下)として取り出されます。セラミック灰は建築資材に混合したり、植物の生育促進剤として使用できます。また、熱分解の過程で木酢液が出てきますが、これは害虫忌避剤として使用できます。

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環境保全に役立つ
自治体への設置許可届出は原則不要

排出ガス中のダイオキシン類濃度、窒素酸化物濃度は標準的な使用法では環境基準値以下に抑えられ環境保全に役立ちます。LTTD M-150/LTTD M-180は、焼却炉のような燃焼方式ではないため自治体への設置許可の届出は原則必要ありません。

処理プロセス

焼却炉との比較

 
LTTD M-150/M-180

焼却炉
燃料 不要 電力、化石燃料等
炉内温度 250℃以下 800℃以上
処理方法 磁気式低温熱分解 火炎燃焼
付帯設備 原則不要 2次燃焼設備、フィルター
副産物 セラミック灰、木酢液 一般灰
酸素濃度 約5% 15~20%
運用要員 1日1回及び2回の点検・処理物投入作業が1回あたり15分から30分程度でそれ以外は手が掛からないので兼任可能 常時専用要員が必要

※LTDは低温(200~250°C)で熱分解処理するために、通常の処理ではダイオキシン等の有物質はほとんど生成しません。

排ガス、排水、セラミック灰の分析結果

  項目 単位 測定結果 基準値
排ガス 排煙中のダイオキシン類濃度 Ng-TEQ/㎥
(0℃,1 01 .3pa)
0.043 5以下
処理残涬中のダイオキシン類濃度 Ng-TEQ/㎥
(0℃,1 01 .3pa)
0.43 3以下
酸素濃度 0.5  
煤塵濃度 g/㎥(O2 12%換算) 0.08 0.15 以下
塩化水素濃度 ppm(O2 12%換算) 9 700 以下
窒素酸化物 ppm(O2 12%換算) 5 250以下
排水 カドミウム mg/L 0.01 0.1以下
シアン mg/L 0.24 1以下
有機燐 mg/L 0.1 1以下
mg/L 0.02 0.1以下
六価クロム mg/L 0.02 0.5以下
砒素 mg/L 0.01 0.1以下
水銀 mg/L 検出されず 検出されないこと
ダイオキシン類 N g-TEQ/㎥(N) 0.0022 5以下
セラミック粉体のダイオキシン類 N g-TEQ/㎥(g-dry) 0.0096 3以下

スクロール→

(検体:新聞紙、段ボール、使用済オムツ、雑誌など)測定/分析株式会社 朝日環境分析センター 他 平成20年5月
※検体によって測定値は変わります

処理できる物・できない物

処理できる物 処理できない物
石油製品 … 夕イヤ・プラスチック・発砲スチロール・ビニール・
トイレ等
水産・漁業廃棄物 … 魚のアラ・魚網等
畜産廃棄物 … 馬糞・牛糞・畜舎のわら等
農業廃棄物 … 農ポリ・野菜くず
樹木類 … 庭木・木片・おがくず等
紙類 … 雑誌・カタログ・ダンボール・電話帳等
医療廃棄物 … 紙オムツ・ベッドシーツ等
古畳

処理物は破砕機にて破砕後投入することを原則とします。
金属類、ガラス、陶器・磁器、石材、石膏ボード・アスペスト・
コンクリート等の建築資材、汚泥、砂礫。

社会通念上処理していけない物や、揮発性・爆発性の物。
含水率が50%以下の有機物であれば、殆どの物が処理できますが、
紙類等と混ぜて含水率を下げた方が処理速度が速くなります。

赤字の処理物は特に含水率の管理が必要です。
全ての付着物や菌類を無害化できるとは限りません。
また、含水率が50%を超える物は、そのままでは処理できませんので、
紙類等を一緒に入れる等して含水率を下げる必要があります。

スクロール→

基本モデル機器概要

LTTD M-150

基本モデル機器M150
モデル サイズ 容量(㎥) 処理量(㎥/日) 重量(Kg)
M-150 2,438(H) × 1,950(D) × 2,324(W) 2.0 0.5~1.5 2,600

スクロール→

※上記の処理量は、あくまでも目安で処理物の種類や状況により増減します。

LTTD M-180

基本モデル機器M180
モデル サイズ 容量(㎥) 処理量(㎥/日) 重量(Kg)
M-180 2,943(H) × 1,974(D) × 2,624(W) 2.3 0.6~1.8 3,000

スクロール→

※上記の処理量は、あくまでも目安で処理物の種類や状況により増減します。

ランニングコスト

モデル 消費電力 電気代 使用水道量 水道代 水道光熱費(税別)
M-150/M-180 1.71kwh 21,263円/月 43.2m3/月 10,498円/月 31,751円/月

スクロール→

※上記の費用は、下記の単価で計算しています。
電気代単価:17.27円/kwh(三相200V) 水道代単価:243円 /㎥
尚、電気水道は、脱煙脱臭処理で使用しています。

製品のボディカラーはご希望の色に変更も可能です

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ボディカラー

導入事例

日本国内

日本

2020年

ごみ箱から粉砕機へ自動投入し、粉砕されたものをコンベアーで装置へ自動投入。2機の装置に振り分ける。

中国展開

中国 中国

2018年

日中省エネ環境フォーラムにて中国企業と中国市場における事業展開の協業協定締結

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【メーカー】
ジャパン テクノロジーリサーチ株式会社 (JTR)

【保守】
株式会社ジェイ・シー・ダブル (JCW)

【販売・お問い合わせ】
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